.vshost.exe

Visual StudioでC#を開発する場合、標準設定では
ReleaseモードでもVSホスト・プロセス（.vshost.exe）が
作成されます。

VSホスト・プロセスは、デバッグ作業を改善・強化するために実装された機能です。
主に以下の3点を行います。

・デバッグ・パフォーマンスの向上
・デザイン時の式評価
・部分信頼アプリケーションのデバッグ

上記のように、VSホスト・プロセス（*.vshost.exe）はデバッグで使用するものです。
よって、ツールを使用するユーザの環境に配布しても意味がありません。

Releaseモードでも作成されるので、
Releaseモードでは作成されないように設定を変更しましょう。

VSホスト・プロセス（.vshost.exe）と同様、
PDBファイル（.pdb）もリビルド時に作成されます。

PDBファイルはプログラムデータベースファイルの略で、
デバッグとプロジェクト状態情報を保持します。
この情報により、プログラムのデバッグ構成のインクリメンタル リンクが可能になります。

VSホスト・プロセスと同じく、PDBファイルもデバッグで使用するものです。
よって、ツールを使用するユーザの環境に配布しても意味がありません。

リビルド時に.vshost.exeファイルが生成されないようにするには、
以下のようにします。

�@右の図のように選択し、プロジェクトのプロパティを選択します。
�Aプロジェクトのプロパティの［デバッグ］タブを開きます。
�B［構成］コンボボックスから「Release」を選びます。
�C［Visual Studio ホスティング プロセスを有効にする］のチェック・ボックスのチェックを外します。

これで、リビルド時に作成されなくなります。

リビルド時に.pdbファイルが生成されないようにするには、
以下のようにします。

�@.vshost.exeファイル�@と同じようにプロジェクトのプロパティを開きます。
�Aプロジェクトのプロパティの［ビルド］タブを選択。
�B［構成］コンボボックスから「Release」を選択。
�C右下にある［詳細設定］ボタンをクリックして［ビルドの詳細設定］ダイアログを開く。
�D［デバッグ情報］コンボボックスの値を「pdb-only」から「none」に変更。

これで、リビルド時に作成されなくなります。